メッキの命 前処理
今回も簡単に前処理の説明をしたいと思います。
メッキの不具合の要因は、前処理にあると言われています。どのくらいの割合かと言いますと、実に、7~8割と言われています(私の知り合いの方は、9割と言ってます)。
正に、前処理はメッキの命と言っても過言ではありません。
なぜ、前処理が必要なのか?と言いますと。
素材の表面をキレイにしてから、メッキするためです。
「メッキ屋に持って行く時は、十分キレイな状態で納品してるよ」
と、思われるかもしれませんが、厳密に言いますと、
前工程の機械工程で残った切削油や、機械加工者や運搬者の手垢、人の油、ホコリ、ちり等、それらが、素材の表面に付いているので前処理をして、しっかりと汚れを落さなければなりません。
前処理は、何をするの?は次回に続きます。
※ちなみに、メッキ屋に持って行く時は、切削油などの油類は極力付けない状態(最低限の油)で持って行った方が良いと思います。
また、ひどい錆び等も無い状態が望ましです。
大量でギトギトの落ちにくい油、ヒドイ錆び等がある、素材をメッキ屋に持って行くと、前処理にかなりの時間がかかるため、割増し料金で取られてる可能性があります。
そんな感じで、今後とも宜しくお願い致します。
技術部 伊藤
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